貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵

貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵 人気ランキング : 532位
定価 : \1,365
販売元 :PHP研究所
発売日 : 2006/04/01
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : \1,365

投資の常識が学べる良書

「“負けない”資産運用があなたを豊かにする」
投資リテラシーを飛躍的に高める7つの知恵を紹介。

非常にオーソドックスな投資の入門書という印象。日本では投資指南本というとまず個別株の「どれを」「いつ」買うか、というとなってしまうことが多いですが、本書は、そのような考え方を見事に覆してくれます。

統計学上正しいことが何度も証明されており、投資の世界では「常識」といえることが未だに日本の個人投資家の間では常識にはなっていません。たくさんあるマネー雑誌も、スポンサーである金融機関への遠慮からか、はっきりとは書けないようなことが本書にはずばりと書いてあります。

多少残念な点は、第4章以外の部分があまり役に立たないこと。その代わりにもう少し具体的な方法論(国際分散投資の実践方法とか)を紹介した方が初心者向けにはよかったかと思います。

「これから投資を始めてみようかな?」と思っている方にはおすすめの本。また、投資教育として、中学・高校生ぐらいにも是非読ませたい本。

ただし、本書の最後に載っている参考文献をひとつでも読んだことがある人にとっては、当たり前すぎる内容かもしれませんのでご注意を。(『ウォール街のランダムウォーカー』や『敗者のゲーム』は本当に名著なので、本書を読んで興味を持った方は是非読んでみてください。なお、同ジャンルでは、橘玲氏の著作がおすすめです。)

資産運用

最近、漠然と資産運用を考えないとなぁ、と思っていました。でも、株式投資は運用が大変そうだし、情報収集・分析なんてしている暇はない。じゃあ、その辺はプロに任せてしまえ、と投資信託に手を出し始めてみました。しかし、投資信託について情報を集めだしてみると、諸説があり何が妥当なのかが分からない。そんな時、この本のことを知り買ってみることにしました。

 はじめに、いまなぜ投資を行わなければならないのかが日本における格差を引き合いに出して語られます。このままでは老後の資金が足りない!じゃあ、流行のデイトレードを薦めるのかな、と思えばそうではありません。巷間では数十億儲けられるなんて本があふれているけれど、ではなぜその著者が儲けを独り占めにしないのか、と切り捨てます。
 そして、かなりの日本人が誤解したままであろう、国の年金運用の実態に話は移ります。かつて6兆円もの損失を出した年金運用は、ここ2年で11兆円もの利益を上げたいる、と。その秘密は資産の分散と定期的な投資、そして、それを維持し続けることだと。
 投資にはどうしても華やかなイメージが付きまといます。地味にコツコツやるのが成功の元なんて思えません。でも、「どんなに儲けた人がいても同じく損をした人もいるのだから市場全体は平均的に動く」というような言葉にハッとさせられました。確かに。

 素人目ながら、基本から分かりやすく、正直に説明してある本だと思います。投資のことはよくわからない、という方にはおすすめできます。でも、情報源にも分散は必要でしょうから、盲信もよくないとは思いますが。

個人投資家最終章

マネー本の多くが、ダマシや単なる印税稼ぎが多いのに、この本の主張は真摯。著者の姿勢も誠実で好感をもった。日本がおかれている状況を丁寧に解説し、アマチュアの個人投資家(プロでもセミプロでもない)が、身につけるべき考え方や知識のアウトラインをきちんと指し示している。アクティブファンドの位置づけや、投資の社会的効果にたいする見方にはちょっと不満が残るが、全体としては良書だと言える。「負けない社会」にかんする記述には、とくに啓蒙された。「世界でも類を見ないような高齢化社会を迎える私たちが、今の生活水準を維持するためには、マネーゲームで遊んでいるヒマなどないのです」との指摘には、ドキリとさせられた。本書を読み終えた個人投資家は、すべてのマネー本を閉じて、むしろ自分の仕事に専念すべきなのかもしれない。

生活が変わりました

 猫背で画面に張り付き、チャートに一喜一憂する生活をしていたのですが、
 それを「クオリティ・オブ・ライフの低下」だと評されハッとしました。
 読破した後の私はまるで別人・・・になることを目指して生活を改めています。

 まだ、金銭的な成果は出ていませんがおかげさまで健康的な生活になったので
 感謝しています。

具体的な分散投資の解説本です。

これほどまでに投資の手法を「具体的」に書かれた本はありません。

投資哲学だけでなく、「投資パフォーマンスを上げるのに何をすれば良いか」が非常に分かりやすく書いてある本です。

その基本論理は、「ポートフォリオ理論」に基づいているのですが、ポートフォリオ理論を知らない方でも、分かりやすく解説されているので安心です。

ポートフォリオ理論の解説本は、通常数学の教科書のようなものばかりが多い中、この本に関してはまったくそのようなことがありません。

多少解説に数式が登場しますが、その式を完全に理解できなくとも読み進めることに殆ど問題はありませんので、数学嫌いの方でも読破できると思います。

あえてこの本で不足している部分をあげるとすれば、本に紹介されている「分散投資」を行うにはある程度の自己資金が必要になると思われることです。あくまでも分散投資は「安全」かつ「パフォーマンス」を求める手法であり、自己資金の多い人ほどに有利な投資手法であると思われます。

従って、分散投資を行う資金を稼ぐためにも「レバレッジ」を利用した投資を別に学ぶ必要があるかと思います。

以上を踏まえても、自己資金があろうがなかろうが、この本を読む価値は必ずあると思います。

話の導入部分は、論理展開に必要な年金基金の実績等が解説されており、多少退屈するかも知れませんが、中盤から必ず夢中になれると思うので、導入部分であきらめず最後まで読むことをお勧めします。